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全日本海員組合の松浦満晴組合長、平岡英彦中央執行委員(国内局長)、立川博行中央執行委員(政策局長)は18日に会見し、政府がパブリックコメントを実施して4月下旬の公布を予定している「船舶法施行細則の一部を改正する省令案」について「船舶法や海洋基本計画の趣旨に反し、カボタージュ規制(国内海上輸送の自国籍船限定)を緩和するものだ」として、「断固反対」の意を表明した。同方針については4日に中野洋昌国土交… ...
【関西】井本商運が運航する新造内航コンテナ船「しまんと」(2491総トン、402TEU積み)が18日に神戸港に初入港し、船内で歓迎セレモニーがあった。400TEU型の4番船となる同船は阪神―日本海西(敦賀、舞鶴、境港)航路に投入される。式典で井本隆之社長は「内航フィーダー航路のネットワークをしっかりと構築していきたい」と語った。新造船しまんとは全長111・62メートル、幅17・80メートル… ...
国際海運に関わる新たなGHG(温室効果ガス)排出規制を巡り、LNG(液化天然ガス)燃料の扱いについて意見が割れている。デンマークの海運大手APモラー・マースクは、IMO(国際海事機関)で議論している新たな規制の枠組みについて、LNG燃料の使用を促しグリーン燃料の普及を遅らせる要因になり得ると指摘。これに対し、商船三井の橋本剛社長=写真=は「LNG燃料は脱炭素に向けた現実的な選択肢。海運のネットゼ… ...
欧州、アジア船社が日本拠点の開設や人員増強を進めている。香港船主パシフィックベイスンは3月の東京オフィス20周年記念パーティーで増員を宣言。デンマークのドライ船社ウルトラバルクは昨春、日本法人が営業を開始した。同国の不定期船社ノルデンは2022年秋設立の日本法人のスタッフを4人に増強。最近、あるギリシャ船主が日本拠点開設に向けてリクルートを始めたとの話も聞こえてくる。この背景に… ...
韓国造船最大手HD現代グループ傘下のHD現代尾浦は17日、LPG(液化石油ガス)運搬船2隻を受注したと韓国取引所に告示した。LPGのDF(2元燃料)船で、船型は4万5000立方メートル型となる。発注者は欧州船主としており、詳細は不明。契約総額は2306億ウォン(約1億6202万ドル、1ドル=1423・3ウォン)、1隻当たり8100万ドル規模となる。2027年7月31日までに引き渡す。HD現… ...
今治造船は15日、グループの船舶保有会社である正栄汽船と共に、企業版ふるさと納税などの制度を活用し、香川県、琴平町、金刀比羅宮(香川県琴平町)に対して総額3000万円を寄付したと発表した。寄付金は金刀比羅宮の重要文化財「旭社」の修復に活用される。2社は10日、香川県庁で寄付に対する感謝状を受領した。金刀比羅宮は親しみを込めて「こんぴらさん」と呼ばれ、海の守り神として広く信仰を集めてき… ...
東京税関によると、成田空港の3月の国際航空貨物取扱量は、総取扱量が前年同月比6%増の18万3889トンと12カ月連続の前年超えだった。総量が18万トンを超えるのは2022年10月(19万1519トン)以来2年5カ月ぶり。輸出入量と経由(仮陸揚げ)貨物量がいずれも前年を5%超上回った。羽田は総取扱量が6%増で、ひと月の重量として過去最高だった。3月は例年、年度末の需要期で重量水準が大きく高ま… ...
15日 遊覧船みつしま(17)乗り揚げ、山本、中山… 続きはログインしてください。 残り:15文字/全文:29文字 この記事は有料会員限定です。有料プランにご契約ください。
DHLジャパンは16日、佐川急便にSAF(持続可能な航空燃料)を活用した航空輸送サービスを提供すると発表した。佐川急便は、日本発・海外向けに提供する「飛脚国際宅配便」でDHLのSAF輸送サービス「GoGreenPlus(ゴーグリーン・プラス)」を利用。温室効果ガス(GHG)排出量を約10%削減できると見込む。11日、調印式を開催した。佐川急便がSAFサービスを利用するのは初めて。同社の飛脚… ...
修繕ヤードの向島ドック(広島県尾道市)と内航船主の東幸海運(神戸市)は13日、入渠中のタンカー「ひかる」(3946総トン)と曳船「松丸」(76総トン)、「梅丸」(19総トン)の見学会を共同で開催した。当日は午前と午後を合わせて計55人が参加。めったに入ることができない内航タンカーのブリッジや機関室といった船員の働く場所に加え、塗装の塗り直しが行われている船底を間近で見て回った。向島ドックの… ...
横浜税関は17日、早川海陸輸送(高橋義幸代表取締役)をAEO保税業者(特定保税承認者)に3日付で承認したと発表した。16日に山崎翼横浜税関長から高橋代表取締役に承認書を手交した。今回の承認で、特定保税承認者数は横浜税関で24者、全国で151者(16日現在)。早川海陸輸送は、既にAEO通関業者(認定通関業者)の認定も受けており、二つのAEO制度での承認・認定を取得した。AEO制度は、貨物のセ… ...
鴻池運輸は18日、サプライチェーン実行ソフトウエアなどを提供する独エアハート・アンド・パートナー・グループ(EPGグループ)と独ボッパルト市に合弁会社を設立すると発表した。既存の3PL(物流一括受託)倉庫を運営しながら現場のデータを活用し、ドイツの先端技術を実装するデジタルソリューションを開発・提供する。そのソリューションを鴻池運輸グループ内で活用するとともに、新規事業化を目指す。鴻池運輸… ...